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次回の朗読音楽会「ロバのおうじ」 [コンサートのお知らせ]



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来年2017年の朗読音楽会「ロバのおうじ」の打ち合わせに出かけました。

東京都内のサロンにて、5月ごろ開催予定ということでまとまりました。
また少し新しい要素も取り入れて、より良い催しとなるよう、試行錯誤してみたいと思っています。
どうぞお楽しみに!

帰り道、偶然にも出会ったロバのお花屋さん。




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9月25日コンサート満席となりました [コンサートのお知らせ]


公式サイトの更新がシステム不具合で上手くいかないので、こちらでお知らせします。

本日9月25日の「シェイクスピア時代のリュート音楽」コンサートは
お蔭で、ご予約のお客様で満席となっております。

当日券はご用意いたしませんが「立ち見でも構わない」という方はどうぞお越しください。
お釣りのないよう入場料をご用意いただけると助かります。(3500円です)


昨日までのやや寒い雨がちの天気から打って変わって、
今日は快晴となり、夏に戻ったかのような気温となっております。

お越しのお客様は、熱中症にならないようお気をつけてお越しください。
今回は、ドリンクのサービスはございませんが、飲食OKの会場ですので、
各自お飲み物をご持参くださって大丈夫です。

演奏中は、会場の空調を一時停止する可能性があります。
暑くなると思われますので、脱ぎ着のできる気楽な格好でお越しください。


秋らしい色合いのドレスにしようかなーと昨日アイロンかけたりしましたが、
これは暑いですね。夏の衣装に変更です。

では、楽しんで演奏してきます。







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続・スカボロー・フェア考 [コンサートのお知らせ]


simos&g.jpg

今回のコンサートは、バラッド・チューンと呼ばれる
伝承曲が隠しテーマになっております。

バラッドとは何か、については既に書いています。

現代までに、バラッドの幾つかは既に消滅してしまい、
またあるものはリュートの作品の中に変奏のテーマとして織り込まれ、
またグリーンスリーブズに代表されるように、脈々と時代ごとの様式で編曲されつつ
現在はイギリス民謡として認識されている曲もあります。

そんなバラッドの中で、最も有名になった曲はまぎれもなく、
「スカボロー・フェア」でしょう。
サイモンとガーファンクルが「スカボロー・フェア/詠唱」というタイトルで歌い、
映画「卒業」で使用されたことで大ヒットし、
世界中に知られることになりました。


既に「スカボロー・フェア」については、アロマテラピーの専門家の方との
コラボイベントを行った時に(2007年)16-17世紀バラッド版の歌詞について
気軽な短い記事を書いています。

スカボローフェアその1 16-17世紀版の歌詞
スカボローフェアその2 女性も伝言するが、人間関係はどうなっているのか
スカボローフェアその3 無理難題にどう答えれば満足するのか
スカバローフェアその4 呪文のように繰り返されるパセリ、セージ、ローズマリー、タイムの意味は
スカボローフェアその5 無理難題をぶつけ合う男女たち



その頃からこの曲の元歌が古いバラッドであることは認識しておりましたが、
最近、補足増強版の「バラッドの世界」(茂木健/春秋社)を再読しましたら、
わかりやすい説明がありましたので、かいつまんで紹介しておきます。




・サイモンとガーファンクルの「スカボロー・フェア/詠唱」は
歌詞、メロディともに作者不詳の伝統歌「スカーバラ・フェア」の骨格部分をそのまま流用、
「詠唱」と称する歌詞を追加し、反戦歌の装いを加味したもの。




・では、この伝統歌「スカーバラ・フェア」はいつの時代のものか?

バラッドの成立年代の見分け方は、
1)歌全体の構成から推定 2)歌い込まれている事象からの推定 という二つの方法がある。


まず1)歌全体の構成からの推定

15世紀ごろまでの古いバラッドは、1行目、3行目は音頭取りをする中心的歌手が歌い、
それに応える形で、2行目と4行目のリフレインを周囲の人々が歌う、という形式をもつ。

スカーバラ・フェアの歌詞の1節目を見てみると・・・

スカーバラの町の市へ行くのかい?
パセリ、セージ、ローズマリィ、タイム
あの町に住むある人に よろしく伝えてほしいんだ
その女は昔 俺の誠の恋人だったのだから

という形で数節が連なってゆき、どの節も2行目と4行目はリフレイン(繰り返し)となっている。
つまり、この曲は15世紀ごろの古いバラッドと言える。

2)歌いこまれている事象からの推定

ところが、2節目の1行目に「キャンブリック地のシャツを俺のために作るよう伝えてくれ」
という歌詞が出てくる。
キャンブリック地という綿織物がイングランドに輸入されたのは
17世紀になってから。さらに一般民衆まで普及したのは18世紀後半。

つまり、「スカーバラ・フェア」は構成上は古いバラッドであり、
内容上は18世紀の事物を含んだ比較的新しいバラッドという矛盾がおきる。
この場合、優先されるべきは「構成の方」。

なぜなら、バラッドは長い間、人々の生活の中で命脈を保ち、
その時々の生活が古くから歌われてきたバラッドに投影されていくから。
(形式を保ちつつ、歌詞は更新されていく)


この曲が古いバラッドである理由はもう一つ。
古いバラッドには、キリスト教定着以前の民間信仰、原始信仰の痕跡が色濃く残る。
この曲では主人公が話しかけている相手が全く返答しない点がその痕跡で、
主人公はこの世の人間でなく「異界の住人」なのである。

この曲は古いバラッドの中でも「問答の歌」の一つとして知られるが、
ここでいう「問答」とは、人間を異界に誘い込もうとする「異形のもの」
(多くの場合、老婆や身分の高い人物に化けていて、フェアリーと総称される)と、
誘い込まれまいとする人間のあいだに交わされる問答である。

以上・・・・・序章「スカーバラ・フェア」の世界へのいざない より



この曲の元歌のメロディとそれのディミニューション(変奏)、
サイモンとガーファンクル版のメロディをルネサンス風にアレンジして演奏します。

表記も、サイモンとガーファンクルの邦題が「スカボロー」だったため
それが定着していますが、今後は発音に近い「スカーバラ・フェア」を採用したいと思います。



今回ご紹介した「バラッドの世界〜ブリティッシュ・トラッドの系譜」(茂木健・著)は
音楽のみならず、英文学やブリティッシュ・ケルト文化に興味がある方にもおすすめです。


 

サイモンとガーファンクルのスカボローフェアの動画を貼っておきますね。
やっぱりいい曲ですね〜。


なんと、いろんな歌手が歌っている「スカボローフェア」のまとめサイトがありました。



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ロビンソンのBell vedereに隠されたタイトル [コンサートのお知らせ]



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今日は、ロビンソンの作品「Bell vedere」について、自分用のメモ的な記事です。

調べたことを書いておかないと、何度も何度も同じこと調べてしまうのよね。


さて「Bell vedere」直訳すると「望楼」「見晴らしのよい高台」のような意味ですが、
それでは曲のタイトルになりません。
綴りが何語にしても正しくないし、一体どういう意味なのか、
ずっと気になりながら20年・・・。



今回シェイクスピア周辺を見ていくうちに、気になる情報にぶち当たりました。


1600年「Belvedere or, The garden of the muses」という本が
John Bodenhamらによって出版されます。
これは当時の文学作品や詩を集めたアンソロジーで、
もちろんシェイクスピアの作品も数多く収録されています。

この本は当時少なからず人気があったようで、1610年に再版されています。
詳細は こちらのサイトを。画像も見ることができます。



サブタイトルが The garden of the musesとなっており、
文芸・音楽などの諸芸の女神ミューズの庭なのですが(比喩でしょうけど)庭を見ているなら、
Belvedereは 高台というほどの高さは必要なさげ。
邦題は「美しい眺め」とでも訳しておきましょうか。


当時話題になったこの本のタイトルに触発されて、ロビンソンは作品名としたのかもしれませんね。
確証は全くないのですが、メモとして記しておきます。


この曲はあまり演奏される機会のない作品ですが、
私が最初に師事したリュートの先生がとても気に入っている曲で、
熱心にレッスンしてくださった思い出深い曲でもあります。



冒頭の写真は、ミューズの「庭」でなくて「海」ですが、まあ夏も終わりということで!



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「私の窓から出ていく」のは男か女か [コンサートのお知らせ]


私がリュートを弾き始めた頃、一番最初に練習したのは、
作者不詳の「Go from my window」でした。

このバラッドの旋律に基づく作品はダウランドをはじめいろいろな作曲家が残していますが、
今回のコンサートでは、ロビンソンによる同曲を演奏します。


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さて、この作品の邦題ですが、私は今まで「窓から帰って、愛しい人」と訳してきましたが、
最近「わが窓より去れ」「わが窓より立ち去れ」と(男性による)命令調のものを見かけました。

私は、女性が部屋にいて、しばしの逢瀬の後、男性を二階の部屋の窓から逃がしている、
という状況を思い描いていました。
「ロミオとジュリエット」のバルコニーのシーンのイメージです。

たとえ部屋が1階にあったとしても、窓から女性を出て行けという男性がいたとしたら、
ちょっとひどい。。。と思いますが、まあ歌詞を見てみますか。


                ***


この元歌となっているバラッドの歌詞は、多くの変形が残されていますが、
最もシンプルな形と思われるものをあげてみましょう。


Go from my window, love, go;
Go from my window, my dear;
The wind  and the rain,
Will drive you back again:
You cannot be lodged here.


私の窓から出て行って、恋人よ、さあ。
私の窓から出て行って、私の愛しい人。
風と雨とが
あなたをまた戻らせるでしょう。
あなたはここに泊まることはできないの。


Go from my window, love, go;
Go from my window, my dear;
The wind is in the west
And the cuckoo's in the nest
You cannot be lodged here.

私の窓から・・(同上)
風は西から吹き、
カッコーは巣の中に。
あなたはここに泊まることはできないの。



Go from my window, love, go;
Go from my window, my dear;
The devil's in the man
And he cannot understand
That he cannot be lodged here.

私の窓から・・・(同上)
男性の中には悪魔がいて、
理解することができないの、
ここに泊まることができないということを。


From: Songs from Shakespeare's Plays,Kines
survived in oral tradithion since Shakespeare's time.



最後の部分を読むと、泊まりたいと駄々をこねているのは男性であるので、
「私の窓から出て行って」と言っているのは女性でしょう。



著作権の問題があるので、画像は貼りませんが、
ロミオとジュリエットのバルコニーシーンを描いた絵、舞台写真はこちらをどうぞ。
バルコニーや窓辺から、落ちそうになっている男性が出てきて、笑ってしまいました。


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コンサートのサブタイトルは「ため息はおやめ、女性たち」 [コンサートのお知らせ]


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アーサー・ヒューズ Arthur Hughes (1831-1915)の
「傷つけられた心」“The Pained Heart”

大型のマンドリンのようにも見える楽器は、おそらくリュートを意図したものでしょう。
19世紀なのでこれは致し方ないですね・・・。

              *****


「Sigh no more, ladies〜ため息はおやめ、女性たち」にしました。

シェイクスピアの喜劇「から騒ぎ」の第2幕第3場に挿入されている劇中歌で、
お抱えの楽師バルサザーがリュートを弾きつつ歌います。


Sigh no more, ladies, sigh no more. 
    Men were deceivers ever, 
One foot in sea, and one on shore, 
    To one thing constant never. 
Then sigh not so, but let them go, 
    And be you blithe and bonny, 
Converting all your sounds of woe 
    Into hey nonny, nonny. 

Sing no more ditties, sing no more 
    Of dumps so dull and heavy. 
The fraud of men was ever so 
    Since summer first was leafy. 
Then sigh not so, but let them go, 
    And be you blithe and bonny, 
Converting all your sounds of woe 
    Into hey, nonny, nonny.

ため息はおやめ、女性たち、もうため息は。
男心は移り気なもの
今日は海へ、明日は陸へ
ひとときも落ち着くことはなし。
だからため息はやめて、未練は捨てて
あなたは明るく笑っておくれ
嘆きの言葉はやめにして、
陽気に歌おう、ヘイ、ノンニ、ノー

歌うのはおやめ、女性たち、もう歌は。
そんなに暗く重い嘆きの歌は。
男の嘘はいつものこと
夏に青葉が初めて繁ったころからずっと。
だからため息はやめて、未練は捨てて
あなたは明るく笑っておくれ
嘆きの言葉はやめにして、
陽気に歌おう、ヘイ、ノンニ、ノー


「明るく笑っていこうよ、女性たち」というポジティブなメッセージが気に入って、
この冒頭部分をサブタイトルに引用させていただきました。



この場面の歌の前後が面白いのですよ。

楽師バルサザーが 前奏部分をリュートを弾き始めると、
傍にいたベネディックが

「なんとも妙なる調べ!魂も奪われてしまう。
奇妙なものだな、羊の腸で人の腹から魂を掴み取ってしまうというのは・」と独白。

そしてバルサザーがリュートを伴奏にこの歌を歌う、という段取り。



「羊の腸で・・」というのは、言うまでもなく、リュートの弦が羊腸を原料としていることを
暗黙の了解としています。

現代においては、この演劇を見ている観客の中で「くすっ」と笑えるのは
リュート関係者だけでしょうね。


同様の比喩で「バグパイプの音色を聴くとトイレに行きたくなる」というセリフも
どの作品だったかは忘れちゃったのですが、あったような。

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見逃していたケネス・ブラナー監督の映画「Much Ado About Nothing」(1993年)を
見てみましたら、この歌詞から映画が始まるという演出になっていました。

1993年なんて子育て真っ最中でこんな映画があったとは全く知らず。
当時、結構ヒットしたらしいから、
この「Sigh no more, ladies」も知っている人は知っているのか。
私は何も知らなかったけれど、サブタイトルにして良かった・・・。

もちろん、この映画での音楽は古楽テイストではなく、
リュートの代わりにギターが登場するのですが、
これはこれでメロディーの美しい曲に仕上がっています。
英米の定番の合唱曲になっているみたい。

聞いてみたい方はこちらからどうぞ。


当時の劇では 滑稽な役人・ドグベリーをケンプが演じたという記録が
残っているとのことで、そう思って映画を見ると親近感がわきました。

シェイクスピアの戯曲作品は、本だけで読んでも理解しずらいのですが、
こうして映画作品を見て、大筋をつかんでから読み直したりすると楽しいですね。





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シェイクスピア時代のリュート音楽@東京/高崎 [コンサートのお知らせ]


北海道公演と同内容で、東京と群馬でも公演を予定しています。
夏シーズンのタイトルは「夏の夜の夢」でしたが、
秋シーズンは「Sigh no more, ladies〜ため息はおやめ、女性たち」というタイトルにしました。


【東京公演】
日時:9月25日(日)15:00開演(14:30開場)
場所:Space415(JR中野駅より徒歩12分)
料金:3000円(前売)3500円(当日)
チケットご予約:order@seikonagata.com 


【群馬公演】
日時:10月2日(日)15:00開演(14:30開場)
場所:アトリエミストラル(高崎駅よりバス、タクシー、自動車)
料金:3000円(前売)3500円(当日)高校生以下 1500円
チケットご予約:nsakura@beige.ocn.ne.jp(櫻井)



チケットのご予約申し込みの際は、お名前と枚数をお知らせ下さいませ。

詳細情報は公式サイトのコンサート情報コーナーをどうぞご覧下さい。

チラシは、北海道のニセコ町有島記念館で撮影した写真でデザインしました。
イギリスっぽい感じに仕上がりました。

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いずれの会場も親密なサロン形式(少数座席)となっていますので、
お早めのご予約をお願いいたします。

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古楽かふぇ〜夏のお休み処〜 [コンサートのお知らせ]


今週末、7月29日〜31日の3日間、古楽イベントが開催されます。
主催は、5年前から古楽に関する様々なイベントを企画されている「古楽かふぇ」さん。
イベント名は 〜夏のお休み処〜。
まさに、古楽にどっぷり浸って大人たちも夏休みを楽しもう!という企画ですね。
場所は JR中野駅から徒歩13分のSpace415 


スクリーンショット 2016-07-27 15.29.56.png



内容は、気軽なお茶会から、レクチャー、コンサート、懇親会、
CDや書籍、Tシャツやトートバッグなどの物販まで、盛りだくさんです。

古楽に興味を持ち始めたばかりの方も、どうぞお気軽にご参加下さい。

詳細情報は、古楽かふぇ〜夏のお休み処〜 をどうぞ。



私は7月30日(土)
15時からの、
金澤正剛先生による「イタリア・ルネサンス音楽文化とメディチ家」レクチャー

18時からの、
白沢達生さんのトークイベント&懇親会に参加する予定です。




同時に《リュートのある暮らし》を出店しまして、
CD「ふらんすの恋歌」「グリーンスリーヴス」を販売予定です。

「ふらんすの恋歌」にはアンリ4世の宮廷でのリュート歌曲を収めていて、
アンリ4世の妻は、メディチ家の出身です。

金澤先生が解説文を書いてくださっていますので、ぜひ、ご購入の上、
金澤先生にサインをおねだりして下さいませ。



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政治的プロパガンダ「ウィロビー卿のご帰館(還)」 [コンサートのお知らせ]


今回、取り上げるのは「ウィロビー卿のご帰館」。

これもブロードサイド・バラッドの一つですが、このメロディーにのせて伝えられたのは、
政治的なニュースや、戦いでの勝利の知らせなどでした。


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本来の歌の内容は、この肖像画の人物、ウィロビー・ド・エレスビー卿ペレグリーヌ・ベルティが 
イングランドの将校としてネーデルランドで戦い、戦功を挙げたことを讃える歌です。

勇ましい乗馬姿の挿絵がかっこよくて、目を引くため、
別の内容のニュースを報じるバラッド・シートでも、この挿絵は引用され続けています。


今回のコンサートではダウランドが作曲したものを演奏しますが、
凱旋の曲らしいエネルギーに満ちた華やかな曲調です。

同じくダウランドによるリュート二重奏版や、
バードによる鍵盤楽器のための作品などがあります。



血なまぐさい戦闘の様子から、ウィロビー卿を讃える言葉、
負傷兵に対するエリザベス女王の恩恵についてなどが綴られています。




これまで「ウィロビー卿のご帰『館』」と邦訳をつけていましたが、
このような状況を考えると「戦地から戻る」ことをピンポイントで示す
「帰還」の訳の方がいいかも、と思いました。

曲の背景は前から知ってはいたのですが、なぜか「帰還」というと、
私にとっては「宇宙空間から無事に地球に戻った!」ぐらいのスケールの大きさを
感じさせる言葉だったんですよね。(映画の見過ぎ)

オランダの戦地から戻ったといっても、ドーバー海峡渡ったくらいの距離、
「おかえりなさ〜い!」(頭の中では奥さんが玄関に出迎えている図柄)という程度で
いいんじゃないかと思っていたんですが、戦闘はそんな甘いものではなかった・・・。

女王も町の人々も、旗を振りつつ総出で出迎えるイメージに変換して、
次回からは タイトルを「ウィロビー卿のご帰還」に改めようと思います。




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殺人事件は「我が敵、運命よ」のメロディーにのせて [コンサートのお知らせ]


簡単にまとめましたが、ブロードサイド・バラッドのひとつに
「我が敵、運命よ」(Fortune, my foe)があります。

このメロディーにのせて伝えられたニュースは、殺人事件や処刑の様子や辞世の句など!
まさに三面記事のニュースがこのメロディーで伝えられました。

バラッド・シートの例です。
小さい画像しかなく読みづらいかもしれませんが、左ページの絵の上に、
「To the tune of Fortune my foe」の言葉が見えます。

一見、可愛い絵ですが、よく見ると怖い・・・。

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シェイクスピアの「ウィンザーの陽気な女房たち(第3幕第3場)に、
Fortune thy foe・・・という台詞があって、
この歌を知っていることを前提とした替え言葉、という説もありますが、
他にも同様なFortuneの用例は随所に見られ、うーん、どうだろう?と思う。

いずれにしても、シェイクスピア劇の中でこの音楽そのものは登場しません。


このメロディに基づく作品はいろんな編成でありますが、
今回のコンサートでは、ダウランドが変奏をつけた作品を演奏します。
こうしてリュートの楽譜として記録されることで、
当時の一般民衆の歌を伺い知ることができます。

【動画紹介】男性歌手が歌っているもの。おどろおどろしい?!雰囲気。
歌に続いてダウランドの作品のリュートソロ。



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